昼の定食 2
新宿の西口で昼を食べることになった。
飲食店も多いことだし探すには苦にならないだろうと勘を頼りに横路に入ると、干物焼魚の定食屋さんがあった。
入ると、コの字型のカウンターで人が一人やっと通れるくらいの店内は、昼のサラリーマンとOLですし詰め状態だ。
タイミング良く空いたところへ席につく。
となりはアジア系観光客の人達だ。
オーダーをとるのは皆、やはりアジア系の外国人の人達で、慣れた手順で客をさばいていく。
コの字型のテーブルは、知らない人達と顔を向き合わせて一緒にごはんを食べることになる。
チェーン店では思わないが、店の雰囲気なのか、ここでは、皆で食べるとおいしい。という感覚が芽生える。
湯飲み茶碗に、長生きの心得のようなおきまりの文句が書かれている。80でお迎えがきたならば、まだ早いといへ。100でお迎えがきたならば、ぼちぼち行くかといへ。など。
さんまの開き定食は焼きたてで、ごはんもおいしい。
新宿で昼をたべるなら、レストラン以外だと西口界隈をおすすめしたい。